Mobor CPU control DC motor PSU（モバーCPU制御DCモーター電源システム）は,
オリジナルの純正ACモーター仕様より4倍の精度を持つ高性能エンコーダー用マーカーを採用し、
より高精度な回転数の制御が可能となりました。
開発に至った経緯は、2015年にACモーターからDCモーターへのアップグレードは、
CDからレコードに変わる位、より自然に聴こえるというレビューを見て開発をスタート致しました。
通常、LP12のACモーターはAC電圧85Vで動作しますが、ACモーターは出力とトルクが高く、
電源を入れるたびに大きく振動し、モーターやその周辺に指を触れると振動を感じられる程で、
その振動はベルトを介してプラッターに伝わり、最終的に超高感度カートリッジで拾われることになります。
それに対してDCモーターは数ボルトで動作し、本製品で採用したマクソンスイス社の高品質精密モーターは、
モーターのローターやベアリングも精密加工を駆使して製造され、高精度で回転するため、
振動も少なく手に持っても何も感じないほどで、回転していているのかも分からない位です。
このDCモーターをタコメータを用いて速度制御を行うことで、ACモーターより優れた性能を発揮致します。
ACモーターは回転速度が毎秒変化することでカートリッジの針先に多大な影響を及ぼす点で、
実質的に速度変化を無視できるDCモーター電源はACモーターより優れていると主張する人が多い理由です。
ただし、低電圧で回転するDCモーターは電圧に非常に敏感であり、数mVの変動でも回転速度に影響を及ぼし、
パフォーマンス、再生音にも大きな影響を及ぼすため、速度制御の方法が重要となります。
Moberは光電タコメーターを採用し、回転数ごとに16個のマーカーを読み取り速度を計算して修正します。
毎分500回、マイクロ秒まで測定しmVレベルで出力電圧を調整します。
例えばタコメーターが33.3回転で1回転ごとに1つのマーカーを読み取って補正を行うには、
通常は数回転必要となり修正には数秒かかります。
それに対して16個のマーカーを読み取り1.8秒毎に調整し続ける場合、
回転数の誤差をほぼ無視できるレベルで補正が可能となります。
また、モーターの回転数はレコードの重量でも変化し、120g、180g、200g盤によっても変動します。
DCモーターはACモーターより優位性はあるものの、コンピューターでのコントロールを備えた、
高性能なDCモーターを採用したレコードプレーヤーはほんの一握りしかなく、
あってもRADIKALなど非常に高価な製品に限られてしまいますが、
実際に導入されたお客様から、オリジナルとの比較でも遜色ないとのレビューを多数頂いております。
特に新品購入から8〜12年以上経過した個体をお使いのお客様はメンテナンスを兼ねて、
この機会にアップグレードを検討してもよいでしょう。
長年愛用されてきたLP12や中古購入品は、電源部の経年劣化が懸念されますが、
本製品セットは音質・音楽性が高いだけではなく、手ごろな価格でモーターを含む、
電源部を全て一新出来るため、劣化や故障の不安も無く、安心して音楽だけに没頭できます。
モバーCPUコントロールDCモーターパワーサプライは、英国、米国、韓国、シンガポール、カナダ、オーストラリア、
香港、ブラジル、スウェーデン、アラブ首長国連邦、日本、マレーシア、ロシア、タイ、ドイツ、ノルウェー、ブルネイ、
インドネシア、オランダ、フランスほか、20か国で販売され、長年LP12を愛用するオーディオファイルから、
非常に高い評価を獲得しております。
価格は交換作業費込みとなります。LP12本体を弊社にお送り下さい。
●機能
1.0.1rpmの超高解像度のリアルタイム回転数を表示するLCDディスプレイを搭載。
2.回転速度が33.3または45rpmで1分間安定した後、LCDは自動的にシャットダウンします。
3.0.1 rpm単位で33.3と45rpmの両方を調整可能です。
●仕様
品名：Mobor CPU control DC motor PSU
電源：AC100V/240V、50-60Hz
寸法：W290mm×D80mm×L195mm
カラー：ダークシルバー
●セット内容
1.Mober CPU、パワーサプライ・コントロールユニット
2.DCモーター（Maxon社製、カーボンファイバー＆アルミニウム製エンクロージャー）
3.タコメーター（LP12トッププレートに設置）
4.接続ケーブル（長さ120�僉�
5.16マーカーテンプレート（粘着式）
6.マニュアル
