●動作確認（動画）
●詳細画像
●コンディション：本体＆アーム：フルレストア済
本体・アーム共に全分解・各種パーツの洗浄・点検後、劣化部品の交換、組み上げ、サスを含む総合調整を行い、外装は提携工場で仕上げました。
本体はS/N：18×××で第二世代となる1978年10月製造、電源部：Basic、AC100V/50Hz（整備調整済、33回転のみ）です。
LP12は1972年発売の名器ですが、ジャズ喫茶の最高峰として君臨することとなった、岩手県一関市の名店「ベイシー」において、SME3009S��Imp＆シュアーTYPE�靴箸料箸濆腓錣擦念賁�有名になった結果、ジャズファンが一度は使ってみたいプレーヤーとして高い人気を誇ります。
本個体は80年中期頃に当時の純正サスペンション交換された形跡があるものの、それ以外は修理歴がないオリジナルの個体が入荷しましたので、現代風の解釈でアップグレード等を行わずに、初期性能を回復させた上でLP12が持つポテンシャルを最大限に発揮し、製造された当時の「時代の音」をリスペクトしつつ、フルレストアを行いました。
特に重要視したのは、プレーヤーのパフォーマンスに多大な影響を与えるスピンドル軸受けと電源、サスペンション周り、トーンアームの徹底したレストアでした。
スピンドル軸受け内部はインナースリーヴの摩耗や隙間もなく、非常にいい状態でしたが、埃などの異物混入や、オイルの揮発成分が飛んで固まった汚れや酸化物質が固着していたため、内部洗浄とスピンドル軸の研磨を行いスムーズに回転するようになりました。
LP12に限らずレコードプレーヤーのスピンドル軸受けは、音質音色に最も影響する部分で、汚れや固着などで摩擦が増大すると、モーターやベルトに掛かる負荷が生じたりします。
電源部は電源ケーブル、低誤差フィルムコンデンサなど新品交換と合わせて、万が一のトラブル防止のためフューズ（125V0.3Aファーストブロー）を追加してます。
※LP12はValhalllaが標準搭載された1984年（S/N54000番代）までフューズが付いてません。
モーターはローターを支えるスラストパッドまわりの状態がパフォーマンスに多大な影響を与えるため、分解点検後、超精密ベアリングボール（G5クラス）の新品交換と指定グリスで組み上げ、サービスマニュアル通りに24時間以上の連続稼働テスト済みです。
徹底したレストアの結果、水平垂直バランス調整がきちんと取れるようになりスムーズに運動します。
アームのSME3009S��Impは説明不要の名器ですが、こちらもアームリフター、ヘッドシェルコネクタを含むフルレストアを行い鋭い感度と綿密な描写力が蘇っております。
【フルレストア内容】
LP12
全分解・洗浄・各パーツ点検
電源部：劣化部品交換（コンデンサ、電源ケーブルほか）、供給電圧測定＆回転数調整、
モーター：分解、スラストパッド洗浄・研磨・ベアリングボール交換（G5精度）、グリスアップ
サスペンション：オイル洗浄、点検、新品交換、水平垂直調整
スピンドル軸受け：分解・点検・内部洗浄、プラッターマット新品交換
外装：台座＆トッププレートなど提携工場で剥離・洗浄・特殊研磨・レストア済
通電連続稼働テスト（24時間）、総合調整
SME3009S��Imp
全パーツ分解・洗浄・研磨、ベアリングシャフト＆Oリングベアリング洗浄・研磨・感度調整、
ヘッドシェルコネクタ分解・ピン研磨、内部配線全交換、アームリフターオイル補充、エラスティックカップリング交換（3個）、内部配線全交換、アースポイント研磨、総合調整、導通動作テスト
●仕様
品番：LINN LP12
駆動方式：ベルトドライブ
寸法：W445×D356×H140mm
重量：約11��
電源：AC100V 50Hz ※60Hzエリアの方はご相談下さい。
対応回転数：33回転
●付属品
本体、アウター＆インナープラッター、プラッターマット（純正ゴム製）、電源ケーブル、トーンアーム+調整工具、セットアップマニュアル（PDF）
※ダストカバー＆ヒンジ別売り
●おまけ
スライタスクリーナー：針先やダンパーを傷めず洗って何度でも使える粘着式（乾式）
指定スピンドルオイル（6mL）
本機はご使用前に簡単なセットアップが必要ですが、ご質問が多い項目やトラブル時の対応策をまとめた弊社オリジナルのLP12セットアップマニュアルもプレゼントします。
